サラリーマンでも出来るアメリカ大陸バイク横断

サラリーマンの長期休暇でアメリカ大陸バイク横断を実現するブログ

八日目 旅の終わりと追加料金。 @バーストウ(カリフォルニア州)〜ロサンゼルス(カリフォルニア州)

いよいよアメリカ横断八日目。
今日が最終日。
当初の目標通り、到着できそうだ。

起きてモーテルの朝食を食らう。
こうやって絶対カロリーが高いスクランブルエッグとベーコンとソーセージの朝飯を食うのも最後。
泣いても笑っても今日が最終日。

バーストウを後にして、見覚えのある道を走る。
ラスベガスには何回も行っているから、慣れたもんです。
バイクでの走行はもちろん初めて。
ロスに近づくにつれて、道幅が広くなっていく。
これまでほぼ一本だった高速道路が、二本・三本と増えて行く。
もちろん交通量も増えていく。
そして、路面も状況も悪化していく。
バイクにとっては本当に劣悪な環境に。。。
やっぱりこの道を夜中走るのは無茶だったな。

サンタモニカをゴール地点にするつもりだったけど、この時間は混んでてそれどころじゃないと判断。
自宅まで戻ることに。
本当に見慣れた景色が目に飛び込んでくる!
帰って来たんだ!!
ワシントンDCを出発したのが、かなり昔のことに感じられる。
人生の中でもここまで過酷な旅をしたことは無いんじゃないだろうか。
しかもそれを社会人になってから経験するとは思っても見なかった。

帰宅して、風呂に入り、すぐさま本屋へ。
本屋でアメリカの地図を買って来て、ルートを書き込む。
こうして見ると、よくもまぁこんなに走れたなぁと思う。
部屋に貼ることに。
できれば額に入れたいなぁ。

ちゅうわけで怪我も無く、無事に帰宅できました。
無事に夏休みの間に帰って来れたので、仕事にも行けそうだし。。。
社会人は何よりも仕事を休まないことが大切なのです。

その後、バイクを返しに。
メンフィスでバイクが倒されたおかげで、傷とかレバーとかの追加料金にびびりながら行く。
ガソリン満タン返しなのも忘れていた。
テンション高めのバイク屋の兄ちゃんにそのことを話すと、

兄ちゃん「満タンにしたやろ?」
・・・いや、だから満タンにするの忘れてて・・・
兄ちゃん「満タンにしたやろ??」
・・・・あれ、伝わってないのか・・・・?
兄ちゃん「満タンにしたやろ???」
・・・・・うん!満タンにした!!
「OK。最初からそう言えばいいのに 笑」

その後、レバーと傷の話をする。
兄ちゃん「最初からこうなってたやろ?」
・・・・・うん!最初からこうやった!!
「OK。気をつけて帰れよー」

と、気にしていた追加料金はゼロ。
後から請求来るんじゃないかとビビっていたが、結局こなかった。
アメリカのバイク乗りはいいやつすぎる。
バイク屋に停まっていたバイクが格好良すぎて、写真撮ってたらそいつが近づいてくる。
そのバイクは実は彼のバイクで、結局30分くらいバイクの話で盛り上がる。
日本帰ったらまたバイク買おう!
その後、先輩に迎えに来てもらい送ってもらい帰宅。

なんか最終日があっさりしてしまったが、本当にあっさり帰ってくるだけだったのです。
思っていたよりも感動とかなくって。
こんなもんなのかな?
この辺の思うところはまた別の機会に。

アメリカ横断ここに終了!!

Barstow(CA)〜Los Angeles(CA)
走行距離   139.1マイル (222.56km)
総走行距離 3,581.3マイル(5,730.08km)

七日目② 稲川淳二とルート66 @セドナ(アリゾナ州)〜フラッグスタッフ(アリゾナ州)〜バーストウ(カリフォルニア州)

エアポートメサの次はベルロックへ。
ここがいちばん有名だと思う。
途中でチャペルオブザホーリークロスという教会に立ち寄る。
岩山の上に建てられた教会。
すごく観光地然としていて、個人的にはあまり好きじゃなかった。。。
人も多くて、もはや自然の息吹ではなく、観光客の息吹しか感じられない。
かく言う自分もその構成員の一人なのだが、、、

気を取り直してベルロックへ向かう。
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教会よりも人が少ない。
どういうこっちゃ。
なぜか、ここはあんまりパワーを感じられなかった。
でも、赤茶色の世界は非日常感があって、凄く良かった。
トレッキングやらMTBとかやりたかった。
次来るときは泊まりでゆっくり来たい。

もちろん、かわいい女の子と。

さて、ここからはLAへ帰るのみ。
とは言え、まだ残り500マイル以上はある。
時間は午後2時。。。
今日中に帰るのはかなりキツい。
けれど途中に大きな都市は無く、泊まる気もあまりない。。。
どーすっかな。
とりあえず走るだけ走って考えよう。
いつものノープラン炸裂。

走り出して、グランドキャニオンへの分かれ道、フラッグスタッフを越える。

そうだ!ルート66を走ろう! (JR東海の名コピーよろしく)

すっかり忘れていた。
当初はシカゴからルート66を走破しようとまで考えていたのに。
あの地面に書いてあるルート66のサインも撮影したい!!
Seligmanという街でルート66へ入る。
古き良きアメリカの町並みが続く。。。

約500mだけ。

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結論から言うと、何もありません。
地面の舗装はぼちぼちだったけど。
それよりも暑すぎ。
そして行けども行けども地面にサインなんて無い。。。
あれってルート66走ってたらそこら中にあるんちゃうん??
何故俺はこんなわけ分からん道を走ってるんや。。。
約1時間半走るとKingmanという街に。
ここからはフリーウェイに戻らなければならない。

え?まだサイン撮ってないんやけど・・・
諦めきれず、ルート66を継続して走ることに。
Kingmanを過ぎたところで発見!
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なんかイメージしてたものとは違うが、これも旅の醍醐味だと言い聞かせる。
よく見るルート66のサインはここじゃないみたいですね。
事前にGoogle先生に聞けばそれだけで解決できたのにね。
先生の言うことはきちんと聞きましょう。

おやつは300円まで、バナナはおやつに入りません!

フリーウェイに戻り、走っていると遂にカリフォルニア州に突入!!

見慣れた熊のマークが登場!
熊の”プーさん”とかの”マーク”ではありません。
カリフォルニア州の旗に描いてある、マスコット!?キャラ!?ですよ。
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決して「熊のマークさん」とかいう頼れるアニキでは無いです。

うおー!
帰ってきたぞう!
とうとう最後の州だ。
と、同時にこれもしかしたら今日中に帰れるんじゃないかという淡い期待が。
帰る!必ず生きて帰るんだ!
心に誓い、夜は走らないというルールをここに来て破ることに。
ルールは破る為にあるんだぜぃ、と自分で決めて自分で破るワタクシ。
日の落ちたフリーウェイを爆走。。。

・・・と思ったのも束の間。
辺りは暗くなり、都会に近づくにつれ路面も最悪に。
アメリカの地方のフリーウェイって外灯が無いんですね。
ヘッドライトだけが頼りという、稲川淳二も真っ青な状況なんですよ。

なんか変だなー、変な感じすんなー

ってなもんです。
しかも元々視力が悪いので、めちゃくちゃ集中力が必要になるのです。

とても走り続けられる状態ではなくなり、Barstowという街で一泊することに。
ちなみにこの街は、ロスからベガスに遊びに行くときにメシ食ったりするところ。
来たことはあったけど、まさかここに一泊するとは。。。
感覚的には東京~大阪に向かってる途中、海老名SAあたりで一泊する感じ。

なんか変な感じすんなー。

もうロサンゼルスは目と鼻の先!!

Tusayan(AZ)~Sedona(AZ)~Barstow(CA)
走行距離   544.2マイル( 870.72km)
総走行距離 3,438.6マイル(5,501.76km)

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七日目① パワーが沸いてくる!? @ツサヤン(アリゾナ州)〜セドナ(アリゾナ州)

グランドキャニオンの日の出を見る為に早起き。
辺りはまだ暗い。
が、朝焼けを見る為の観光バスやらがたくさん走っている。
その列に加わり、まだ暗い道の中を走る。
15分ほどで料金所に到着。
昨日購入したパスは7日間有効なので、それを料金所のおっちゃんに見せます。

昨日よりも人が多い。
気のせいか、日本人の数が多い。
いろんなところから日本語が聞こえる。
一人だけど、日本語が聞こえるとなんとなく安心感が生まれるのです。
日本人はやはり夕焼けよりもご来光に魅力を感じるのかな。
富士山で夕焼けを見るってあんま聞いたこと無いですしね。

待っていると徐々に朝日が差し込んでくる。
確かに綺麗。
でもこれは朝焼けが、つまり太陽が綺麗なのであって、グランドキャニオン関係ないのでは!?
徐々にグランドキャニオンが赤く色づいてくる。
しばらく見ていたけど、もう昨日の感動は味わえなさそうなので、早めに撤収。
次来るときは昼間でいいかなー。
ちなみにカメラは宿に忘れたので写真はございません!!

今日はセドナに行って、いける所まで行く予定。
頑張ればロサンゼルスまで帰れるかもしれない。
ホテルに帰って、朝食。
今日の宿はこれまでと違ってちょっといいとこなので、朝飯も豪華。
ビュッフェです。
・・・案の定食いすぎる。
一人で来てる客はワタシだけでしたがね。。。

セドナに向けて出発。
朝は涼しいので快適に進める。
フラッグスタッフに向かう途中、対向車線にハーレーの集団が!
左手を出して挨拶する。
ういーっす!
・・・
・・・・
・・・・・え!?何台来んの!?
ってぐらい台数が多い。
民族大移動か!!
多分100台くらいいた。
あんな風にみんなでツーリングしたら楽しいだろうなー。
一人な自分がちょっと寂しく感じる。。。

セドナ近辺は凄い山道。
所謂、ワインディングロードが続く。
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ずっとまっすぐの道が続いていたので、運転するのも楽しい。
セドナ風の岩山が増えて、雰囲気が出てくる。

途中で写真を撮ろうとバイクを停める。
ガソリンがそろそろヤバそうだけど、こんな山の中にはガソリンスタンドは無さそう。
すると一台のSUVからおばちゃんが降りてきた。
ワタシに「来る途中にガソリンスタンドを見かけたか?」と。
ワタシ「いやいや、30マイルくらい無かったよ。俺も探してるんだ。」
おばちゃん「そうなのね。引き返せば10マイルくらいのところにガソリンスタンドがあったわ。」
おばちゃん達はUターンして元来た道へ戻って行った。
こちらも、あと10マイルくらいなら何とかなりそうだ。

そのまま進んで行くと、10分程でセドナの町に到着。
サンタフェもそうだったが、ここも赤土の建物が多い。
ただ落ち着いていたサンタフェと違って、観光客も多く、非常に賑わっている。
観光用のATV(四輪バギー)やジープ、マウンテンバイクもたくさん走っている。

ひとまず、ガソリンを補給。
ふと隣を見ると、さっきのおばちゃん夫婦が!!
ひとしきり会話をしてお互いの安全を祈りあう。
こういうのはアメリカの良いところだなぁ。
知らない人同士でも世間話出来る。
日本だと、場合によっては犯罪者扱いされそうだし。。。
まぁそれはアメリカでもそうか。
とにかく一人旅の身にとってはこうした人との触れあいが身にしみるのだ。
意外と寂しがり屋なんです。ワタシ。

まずは何箇所かあるボルテックスの一つであるエアポートメサへ。
ちなみにボルテックスというのはパワースポットとほぼ同意で、渦のようにパワーが出ているらしい。
案の定、道に迷う。
途中で観光用のバスを見つけ、その後ろについていくことに。
無事に到着!!
駐車場がちょっと狭いお陰か、人が少なくてよかった。

少し高台になっており、登るとセドナが見渡せる。
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パワーが沸いているのかどうかは分からんが、自然の偉大さみたいなのは感じる。
しかし、カップルばっかやな。。。
こっちは一人で寂しく旅してるというのに。。。
心の底からパワーが沸いてくる。
さすが、パワースポット!!!

その②に続きます。

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六日目② 感動とマンネリのグランドキャニオン @フラッグスタッフ(アリゾナ州)~グランドキャニオン(アリゾナ州)~ツサヤン(アリゾナ州)

久しぶりに出会う町、フラッグスタッフ
グランドキャニオンの行き・帰りと思われる観光バスが多く見られる。
ハーレーの集団ともすれ違った。
ここでガソリン給油と休憩。
ガソリンスタンドに入るも軽油以外給できないという張り紙が。。。

BSE問題の時の牛丼屋か!!

軽油のニーズなんて豚丼以下ですよ。

已む無く、進行方向とは反対にあるガソリンスタンドへ。
ここはオーストラリア産なのか、ハイオクもレギュラーも提供している。
給油後にガソリンスタンドに併設されているコンビニへ。
入店するや否や、レジのババアに「バックパックを外に置いて来い!」と恫喝される。
こんなこと言われるの初めてなんだけど。。。
理由を聞こうとレジに向かうと、さらに恫喝、恫喝、恫喝。
なんでこんなわけ分からんことで怒られてんだ。
仏の顔も三度まで。

NO!と言えない日本人も仏の顔を脱ぐときが来た。

ここぞとばかりに腹に力を入れて、思いっきりUターンして出口へ!
颯爽とバックパックを入り口付近に放り投げてやりました。
だって、ゲータレード無いと熱中症とかになるかもしれないんですもん・・・

無事に水分を手に入れた後、いよいよグランドキャニオンに向かう。
グランドキャニオン迄はここから約1時間。
時刻は18時。
日没は19時~19時半。
今ここに、戦いの火蓋が切って落された。

グランドキャニオンは標高2,000m以上の場所にある為、坂道が続く。
辺りは引き続き荒野。
土が赤っぽくなってきているのが分かる。
途中、道が分かれており、ナビの言うとおり左側の道を選んだ。
目の前にスクールバスが走っており、あまり先は見えていなかったのだが、いざ走ると交通量が明らかに減っている。
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余談だがあんなところに子供が住んでいることに驚いた。
途中で細い道に入っていったが、僕の目視では家らしきものは確認できなかった。
きっともう少し離れたところに家があるんだろう。
近所に友達とかいるのかな?
最近はネットで友達とゲームとか出来るからいいのかな?
とか考えてしまった。
こうした地理的な問題からもアメリカでネットがいち早く行き渡ったのは至極当然だな。

話を戻します。
フラッグスタッフからこちら向かって走る車はその殆どがグランドキャニオンに向かうはず。
あれ?道間違えたかな?
と思ったが、ナビは自信満々にこの道を示している。
まぁ目的地はあってるしな。。。

ここまで幾度と助けられた(惑わされもした)ナビを信じて進む。

俺が信じられるものはこのナビしかないのだ!
・・・めちゃくちゃ不安。
ただグランドキャニオン手前に、本日の宿となるモーテルのある小さな街がある。
昨日見たGoogle Mapでは一本道だったし、大丈夫だろう。

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途中、グランドキャニオンに似た渓谷を見つける。
道路から近いこともあり、凄い迫力だった。
一目見た瞬間に鳥肌が立った。
深い渓谷に太陽の光が注ぎ込み、奥底までを照らしている。
太陽の光によって、岩が彫られたような、そんな景色だった。
赤み掛かった岩や地表も、まるで太陽の色を吸収したみたいで、一体感があった。
自然は何も強制せず、ただそこにあるだけなのだが、パワーみたいなものがあった。
写真を撮ろうかとも思ったけれど、写真で残すのもなんか違う気もして、バイクに乗りながら、目に焼き付けることにした。

そう、こういう景色を見たくて、バイクで横断しようと思ったんだ。

今、俺はバイクでアメリカを横断しているんだ。
この旅でいちばん強く感じた瞬間だった。
グランドキャニオンJrでこれだけ感動するんだから、本物は凄いんだろうな。
期待に胸が躍る。

しばらく行くと、料金所のようなものが登場。
看板を見ると、グランドキャニオンの料金所だった。
あれ??モーテルは??
これまでずっと一本道だったし、見落とす筈も無い。
料金所のおっちゃんに聞くと、どうやら道を間違えてきてしまったようだ。
グランドキャニオン南側の中央に来る予定が、東の端まで来てしまった。
いずれにせよグランドキャニオンには到着。
モーテルに一度寄って荷物を置こうと思っていたが、仕方ないので、日没後に向かうことに。

時刻は19時を指していた。
今日の日没予定は19時半。

・・・て、まだ日がめちゃ高いんですけど?

確認して見ると、アリゾナはサマータイムを導入していないらしい。
だから僕が思っているよりも1時間遅かったのだ。
時差には気をつけていたけど、やっぱり勘違いしてしまった。

とりあえず、日没まで余裕が出来たので、グランドキャニオンのビューポイントを回る。
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道を間違えたお陰で、色々なビューポイントで見れる。
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・・・あれ?

いや、たしかに凄いよ!?
けどなんかこう、さっきのグランドキャニオンJrみたいなのを見たときに感じた感動が無い。
ビューポイントをいくつか変えてみるも同じ結果。
あれ?もうマンネリ化しちゃいました?
結婚2年目とかでこういう状況になるとつらいよ??
もうちょっと刺激を・・・
きっと、夕日が注ぎ込むのは凄く綺麗なはず!
コスプレでのマンネリ打破を試みる。
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・・・微妙。

確かに綺麗ですよ?
地表がホントに赤くなっていって、影が出来て、、、
さっきと違って写真をいっぱい撮って感情をごまかす。
日没後に見えた星空はさすがにめちゃくちゃ綺麗だった。
しかし、なんか悔しい。
よし。明日の朝、早起きして日没を見てやろう。
これで駄目ならもはやグランドキャニオンEDですよ。

帰り道。
日没後の外灯の無い森をバイクの頼りないヘッドライトで進む。
寒い&怖い。
路面が見えないし、いきなりカーブが登場する。
ただ、今日の宿はグランドキャニオンから15分程度のTusayanという町。
ちょっと頑張れば直ぐに到着。

ちなみに今回の旅で唯一なのですが、昨日のうちに今日のモーテルを予約しておきました。
予約サイトを見ても、この辺りは満室ばかりで焦って、一部屋だけ空いていたのです。
値段は明かしませんが、かなり高かったです。
でも夜道を1時間とか走りたくなかったんで、已む無しです。
リスクは金でヘッジする、大人の実力を見せてやりましたよ。

賢い大人はこんな旅をそもそもしないと思うけど。。。

Santa Fe(NM)~Flagstaff(AZ)~Tusayan(AZ)
走行距離   486.7マイル( 778.72km)
総走行距離 2,894.4マイル(4,631.04km)

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六日目① それが~いちばん大事~♪ @サンタフェ(ニューメキシコ州)~アルバカーキ(ニューメキシコ州)~フラッグスタッフ(アリゾナ州)

今日はグランドキャニオンが目標地点。
ロサンゼルスに住んでおきながらもグランドキャニオンに行くのはこれが初めて。
意外と近くの観光名所は行かないものですよね。。。

富士山に登ったこと無い日本人も一杯いるはずですし・・・

LAからだと車で7時間くらい掛かるので、手軽に行ける距離ではないんです。

昨日泊まったサンタフェから、一昨日泊まったアルバカーキを経由し、ギャラップを通ってグランドキャニオンに向かう。
出来れば日の入り前に到着して、夕日を見たいところ。
この時期の日没時間は19~19時半頃。
スケジュール的にはかなりタイト。ギリギリCHOP by B’zです。
あと、出来ればペトリファイド国立公園にも行きたい。
ここは木の化石があって、水曜どうでしょうのアメリカ横断でも訪れていました。

なんか俺、めちゃくちゃ「どうでしょう」ファンみたいやん!

ともあれ基本は計画無しの旅です。
モーテルの朝飯を食らい、コーヒーを飲み、タバコを吸ってとにかく出発。

ニューメキシコ州からアリゾナ州へ。
この旅ももう6日目ですから、慣れたもんです。
ガソリンスタンドがあまり無いので、早め早めの給油を心掛けます。
500マイル走るのもCHA-LA HEAD-CHA-LA 何が起きても気分はへのへのかっぱ♪
だったはずなのですが、いかんせん暑すぎる。
これまでも相当暑かったんですよ?
それがここに来て猛烈な暑さに進化して、襲い掛かってきたんです。

あそこで進化をBキャンセルしとくべきやった。。。(どこでやねん)

ゲータレードの減りが半端無い&必然的に休憩が増える。。。はず。

が、アメリカはそんなに簡単には休ませてくれませんでした。
なにせ、ガソリンスタンドが全く無い。
この3日間くらいガソリンスタンド不足に悩まされていましたが、ここに来て史上最大のガソリンスタンド不足。
ガソリンスタンドが無い=休憩所が無いと同義語でして、水分を採るタイミングすらないんです。
毎度、ハラハラしながら次のガソリンスタンドに辿りつく。
その繰り返し。

そして更に追い討ちを掛けるように、道路工事と渋滞のダブルコンボが襲い掛かってくる。

渋滞時にすり抜けするバイクを見て、「羨ましい!」と思ったことありませんか?

あれをやろうと思ったんですが、警察が所々にスタンバってるんですよ。
こんなところで捕まって、ロスするのも嫌だし、英語も良くわかんないし。
小心者の私は我慢強く、渋滞に巻き込まれることを選択したんです。

サラリーマンは長いものに巻かれるんですねー。NOと言えないんですねー。

これがまたツラい。
道路の周囲は見渡す限り、荒野。
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つまり日光を遮るものが全く無いんです。
直射日光を浴び続ける。
渋滞なので風も感じられない。
完全に停まることも出来ないので、水分も取れない。
生き地獄です。

でも生きてる!!

それが一番大事 by 大事MANブラザーズバンド

ペトリファイド国立公園は暑さと渋滞にやる気をそがれ、見事にスルー。
一瞬も悩みませんでしたよ。

途中、立ち寄った休憩所でアリゾナっぽい岩を発見。
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グランドキャニオンの雰囲気が出てきた!!!

行ったことないけど。。。
毒ヘビとサソリに注意!という看板発見。
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フラグじゃありませんように!

水分補給をしつつ、グランドキャニオン手前の最大の街、フラッグスタッフに到着。
この時点で18時!!
果たしてグランドキャニオンで夕焼けを見ることは出来るのだろうか・・・

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