サラリーマンでも出来るアメリカ大陸バイク横断

サラリーマンの長期休暇でアメリカ大陸バイク横断を実現するブログ

一日目② 宿敵との初戦 @ワシントンD.C.~セーラム(テネシー州)

まずは予定通り、ワシントンDCのホワイトハウスへ直行。
正式なスタート地点はホワイトハウスと決めていましたので。
あいにく天気は曇りでしたが、近辺は観光客でいっぱい。
証拠写真を撮って、いよいよ出発。
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ナビには本日の到着予定地であるNashvile(テネシー州)を入力。
走り出して都心部を抜け、両サイドに国立公園を見ながら高速道路I-40を走行。
森の中を走っているので少し肌寒いです。
片側2車線の道路で、中央には分離帯とまでは言えないですが芝生ゾーンがあります。
ちなみに周囲の車は70~80マイル(112~128km)で走行しています。
私は乗り始めで慣れておらず60マイル(96km)をキープ。
それでも結構速くて、風圧とバイクの振動、路面の衝撃に耐えるのに精一杯。

しばらく走ると、とうとうバイクの宿敵"雨"と対面。
ぽつぽつと降ってきていましたが。100km超えで走っていますから、当然痛い。
しかもついさっき、ジェットヘルメットを選んだので顔面直撃。
この時ほど「後悔」の二文字が頭に浮かんだことは無いかもしれません。
小雨は瞬く間に大雨と化す。
バイクを停めようにも、アメリカの高速の路肩は路面が悪く、すぐには停まれない。
比較的路面のよいところを見つけて停まらないといけません。
視界も悪いし、スピードを落そうにも周囲の車は相変わらず70~80マイルで走っているので、
なかなかスピードも落せません。
やっとのことでバイクを止めて、カッパを着ま・・・

せんでした!

というかカッパを持ってなかった(笑)
正確にはバイク屋で借りようと思っていたのですが、テンションが上がり忘れてしまっていました。
もはや笑うしかない!
持っていたウインドブレーカーを着ますが、防水性皆無。
5分後には私の第二の皮膚と化し、皮膚に密着しております。
寒いです。
初日から風邪ひきます。
30分ほどで雨が上がりました。
走っていると、風で服がみるみる乾きます。
乾燥しているアメリカならでは。
カッパ無しでも余裕だったなーと思っていると、

二度目の雨(お約束)

が、これも20分程度で切り抜け、また服が乾燥。
その後しばらく走り、バイクにも慣れて来た頃、メーターは350マイルを表示。
この時点で当初の目的地であるNashvileは無謀だということに気付く。
きっと到着する頃には日没を迎えている。

・・・というわけで目標変更。
今日は400マイル走ることにしよう!!
と新たな決意を胸に走っていると・・・

三度目の雨

もう心が折れました。
しかもこれまでの二回をしのぐ豪雨。
雨の中、誰かに向けて「ごめんなさい」と大声で謝罪するも、許してもらえず。
目に入ってきたモーテルに飛び込む。
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目標を変更したのにもかかわらず、それすら達成できなかった。
このままでは会社の夏休み中にロスに着けないかもしれない。。。
でももう戻るわけにも行かない。
始まったばかりのアメリカ横断は、初日からまさに背水の陣と化したのである。


1日目
Washington D.C.~Salem(TN)
走行距離 380.1マイル(608.16km)

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